こぼれ話
前回のGKの話で思い出した思い出話をおひとつ
かれこれ数年前に遡ります
その当時からGKのことは大嫌いでありました
夜11時ごろ息子(当時高校生)がトイレに行った瞬間
息子の怒声が聞こえてまいりました
慌てふためく彼をなだめ、何があったかを聞くと
GK出現の知らせ
えぇ、そこからは家族一丸になっての臨戦態勢です
私は殺虫スプレーを持ち、息子は新聞紙を丸め
娘(当時小学生)は私たちの応援と、各々の準備はバッチリです
旦那は明日の仕事の為、気を使い寝かせたままにしました
私たち家族の相手は、大きく黒光りした強敵です
旦那が寝ているため若干不安でヘタレな私は遠くの方から
スプレーを発射
のた打ち回る黒い奴は陰に隠れ出てきません
私は息子に命じ、新聞紙の棒でそこらじゅうを叩かせました
すると・・・・・
息も絶え絶えなGKは、最後の滑空を試みるべく壁をよじ登り
始めたではありませんかっ!!
戦慄を受けた私は、息子に叫びこう命令を下したのであります
「ぶっころせっ!!!そこだっ!!やれっ!!」
息子も私に似てヘタレです
きっと目でも瞑ってたのでしょう
「うぉぉぉぉーーー、しねぇーーー」
振り回した新聞紙は全て空を切り、そして・・・飛んだのです
奴が最後の最後で見せた我々への挑戦状・・・
我々の部隊は一気に壊滅したのであります
我を忘れて逃げまどいながら怒号を上げ、そして悲鳴へ…
つづく…